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コンプライアンス確立のための基礎知識

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講師紹介


中島 茂 氏
弁護士
(中島経営法律事務所代表)
77年東京大学法学部卒業。83年、企業経営法務を専門とする中島経営法律事務所を設立、代表弁護士となる。84年弁理士登録。95年名古屋工業大学大学院講師。97年警察庁情報セキュリティビジョン策定委員会委員。96年、2002年の2回にわたり経団連「企業行動憲章」改訂に関与。2003年、日本証券クリアリング機構監査役。2006年、投資信託協会委員会委員。2007年、日本経団連「行動憲章実行の手引き」改訂に関与。2007年、財務会計基準機構評議員会評議員。
当初から企業経営に法務の知識を活用すべしとする「戦略法務」を提唱。主な担当業務は企業危機に対するアドバイス、各種企業間取引契約のドラフト、株主総会運営指導、知的財産権管理、M&A、PL対策、独禁法対策、証券取引関連案件など。企業案件をすべて企業危機管理の観点からとらえ直し、経営トップを中心に法務、広報を含めた総合的対応のあり方を提言している。
著書に『株主総会の進め方』『取締役の法律知識』『総務の法律知識』『実践コンプライアンス講座 これって違法ですか?』『Q&A「新会社法」であなたの仕事はこう変わる』『その「記者会見」間違ってます!』(以上、日本経済新聞社)、『図解 仕事の法律』(三笠書房)などがある。
 

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講座のねらい

〜コンプライアンスは自分自身を守るため! 〜

企業の重要課題の一つとして「コンプライアンスの確立」が挙げられます。確かに、コンプライアンス体制が整っていない企業は社会の信用を失い、場合によっては倒産する危険性すらあります。

しかし、「コンプライアンス=法令順守」と言われると、ほとんどの人は「会社が法律を守れということか」と思ってしまい、「なんだ、自分とは関係がないことだ」と早合点してしまうのではないでしょうか。

でも、これは大変な間違いです。本編でも述べるように、2001年10月の末、ある食品会社の社員たちは部長に外国品のラベルを国産品のラベルに張り替えるように指示され、悪いこととは思いながらも従ったために、自分たちが詐欺罪で逮捕される事態になりました。一流企業の社員が一転、「犯罪者」になってしまったのです。会社自体も発覚後1か月で解散に追い込まれています。こうした悲劇は絶対にくりかえしてはいけません。そのために、コンプライアンス体制が必要なのです。

もう一つ。「コンプライアンス」とは必ずしも「法令順守」という意味ではありません。コンプライアンスの元になったComplyという言葉は「人の期待、願い、要望に応える」という意味です。企業にとって「期待に応えるべき相手方」とは、なんといっても消費者でしょう。ですから、コンプライアンスとは「消費者の期待に応えること」というのが本来の意味なのです。

消費者の期待に応えることは当然、法を守ることに直結します。また、消費者の信頼を勝ち取ることができ、企業は発展していくでしょう。

そう考えると、コンプライアンス体制を確立することは、皆さん個人個人を守ることであり、同時に企業の存続、発展にもつながっていくことなのです。

ただし、コンプライアンス体制確立のためには、様々な課題があります。本講座では、その一つ一つを検討し、道筋を明らかにしていきたいと思います。

Web上の学習画面を読み、自動採点形式のテスト問題で理解度を自己チェックしながら、確実に学習を進めましょう。気がついたことは、Lectureノートなどのダウンロード資料に書き込みましょう。後々まで手元に残せる資料となります。最後にレポート(記述式の課題)で、コンプライアンスの考え方と応用について確認しましょう。提出されたレポートは、採点のうえお返しします。わからないところがあれば、Q&Aなどのインタラクション機能を使って解決できます。

※標準受講時間は、Lectureを一通り読み進めるために必要な時間の目安です(この標準学習時間にはテストやレポート作成のための時間は含まれていません)。
※学習画面はプリントアウトできませんが、ライブラリーにダウンロードできる関連資料(ワード、エクセルで作成)をご用意しています。

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eラーニング教材の概要

コースコード
XAVQ0301
受講料(消費税込み)
18,900円(NBS会員制度(法人)割引料金:17,850円)
確認テスト
Lecture1〜5に各1回
レポート
最終に1回
使用するアプリケーションソフト
Microsoft(R) Word
標準受講時間
6時間
 
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プログラム

1st Lecture コンプライアンスとはなにか?

「コンプライアンス」とは、すべての企業にとって最重要課題です。ここでは、なぜ、企業にはコンプライアンス体制が必要なのか、その体制確立のためには、具体的にどのようにしたらよいか。その基本的なポイントを整理して学んでいきます。

  1. コンプライアンス体制が必要な理由
  2. コンプライアンスの意味
  3. コンプライアンスと法令
  4. コンプライアンスの組織
  5. コンプライアンス・ホットライン

2nd Lecture 消費者コンプライアンスの重要性

「コンプライアンス」の中で、最も大切なのが「消費者コンプライアンス(消費者の期待に応えること)」です。ここでは、消費者の期待に応えることが、なぜ大切なのか、応え方の組織・仕組みをどうするのか、実際にどのようにすれば応えられるのか等について、具体的な法律を通して、基本的な考え方を学習します。

  1. 消費者コンプライアンスの重要性(1)
  2. 消費者コンプライアンスの重要性(2)
  3. コンプライアンス体制を確立するために
  4. 具体的な法令の例
  5. リコール
  6. 独占禁止法
  7. 取引先コンプライアンス

3rd Lecture 従業員コンプライアンスとは?

従業員コンプライアンスとは、従業員が気持ちよく働ける職場を実現するために会社はどうしたらよいのか、また、従業員同士がさわやかに働けるためには、どのような点に注意したらよいのかという問題です。みなさん自身のために、よく理解しておきましょう。

  1. 基本となる労働基準法
  2. 労働条件は何により決められるか
  3. 労働条件にはどのような規制があるか
  4. セクハラは重大問題
  5. 安全と健康が最優先
  6. 会社の処分は適正なものか

4th Lecture 社会に対するコンプライアンス

企業も「社会」の一員です。地域社会で「あの会社はよい会社だね」といわれるようでなければ、企業として生き残っていくこともできません。企業が「社会」と共存していくためには、「社会コンプライアンス」をどう理解し、どう実現するべきでしょうか?ここでは、そのポイントを学習します。

  1. 地域社会とコンプライアンス
  2. 環境問題とコンプライアンス
  3. 生活利益とコンプライアンス
  4. 地域社会のメンバーとしての会社
  5. 地域の共存とコンプライアンス
  6. 地域政治への参加とコンプライアンス

5th Lecture 株主との関係におけるコンプライアンス

会社の経営者は、会社の所有権者である株主から経営を委託されて活動しています。ですから、株主に経営状況を報告し、また、株主の真意が経営に反映されるように努力しなければなりません。ここでは、株主をめぐるコンプライアンスについて解説します。

  1. 株主との関係におけるコンプライアンス
  2. 適切な経営
  3. 株主に対するディスクローズ
  4. 株主総会
  5. 株主への対応
  6. 投資家に対するディスクローズ

6th Lecture グループ経営とコンプライアンス

グループの一部の会社で不祥事が起きると、その影響は問題を起こした一社にとどまらず、グループ全体に大きな影響が及びます。コンプライアンスを「グループ経営」を軸として考えていくことの重要性を解説し、実務を学びます。

  1. グループ経営にコンプライアンスが必要な理由
  2. グループ・コンプライアンスの可否
  3. グループ・コンプライアンスの導入の実務
  4. グループ会社の独立性とグループ・コンプライアンス
 
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